織田信長のアフリカ人侍 「弥助」のフロンティア精神

公開日 2020年10月07日

日曜の夜の大河ドラマ「麒麟が来る」を楽しみに見ています。

 

今回は年を越して来年春まで全49回放送ということ、勿論主役明智光秀が主君織田信長に謀反を引き起こす「本能寺の変」がクライマックスになってくることでしょう。

 

さて明智光秀謀反の先である本能寺にわずか30名足らずで宿泊していた信長の親衛隊の中に 黒人の「サムライ」がいたことが、話題になっています。

名前は「弥助」 出生には諸説ありますがアフリカ大陸であることは一致しています。奴隷など様々な苦難を経て 本能寺の変のわずか半年前に信長に見初められ「侍」として家臣に取り立てられた、といいます。たぐいまれな身体能力を持っていたとされ、現代でいえばさながらアフリカ出身の総合格闘技の選手が、ボディーガードに取り立てられた、というところでしょうか。

 

この時代にアフリカから日本というフロンティアにやってきて侍として成功するというフロンティアスピリット、

逆起用にに陥っても前に進み続ける精神

私たちも大いに学ぶことがあります。

 

昨2019年のこの時期、「弥助」がハリウッドで映画化!という話題が出ました。

大ヒットした「ブラックパンサー」の主演俳優が弥助役に決定し、本人も大乗り気ということでした。麒麟が来る の放映中に ハリウッドの巨大製作費をかけて「本能寺の変」がとワクワクしていました。

 

ところが今2020年になり 世界的なコロナ状況、さらに決まっていた主演俳優がクランクイン直前に急死・・・という立て続けに製作がストップする不幸に見舞われ、公開延期どころかそもそも製作するんだろうか不安になります。

 

少し公開が伸びても 弥助が映画化されてハリウッド版「本能寺の変」を大型スクリーンで鑑賞できる日が来ることを祈ります。