公開日 2021年01月13日
2021年に入ってからは、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大したことで、マスクを装着する人が例年以上に増えました。
せっかく装着するならば、効果を最大限に発揮させる正しい方法を習得しましょう!
NHKの番組を参考に マスクの構造や正しいつけ方 感染する確率の高い すなわちマスク必着の場所を調べてみました
まず マスクの種類と構造
マスクには、「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の3種類があります。医療用マスクは、感染防止用として外科手術の際に使われたりしているもので、〝外科の手術の〟という意味から「サージカルマスク」と呼ばれています。産業用マスクは、主に工場などで粉じん対策として使用されるものです。薬局やスーパーマーケットなどで多く販売されているものが家庭用マスクです。家庭用マスクは、主にかぜ・インフルエンザ・花粉症対策、保湿目的などで使われます。
家庭用マスクには、ガーゼタイプと不織布タイプがあります。不織布とは、「織っていない布」のことで、繊維や糸を絡み合わせた薄いシート状の布を使ったマスクです。その薄いシートを複数枚重ね合わせて厚みやすき間を調整し、通気性を保ちつつ外からの粒子を捕集できるような構造になっています。
多くのマスクは、ウイルス飛沫(ひまつ)のカット率表記をしていますが、最近の不織布マスクは高性能なものが多いため、ウイルス程度の粒子でもかなりの効果があるといいます。
ただし
つけ方を間違えたら予防効果はゼロ!
高性能のマスクをしていれば安心!というわけではありません。
マスクをつけるときは、
①「鼻」②「ほほ」③「あご」にすき間ができないように、しっかりフィットさせることがポイントです。
鼻とほほの間は、最もすき間ができやすい部位です。
マスクを『つける前』に、鼻の形に合わせて山折り・谷折りすることで、すき間をなくすことができます。また、あごを覆うことも大切。ただし、あごを覆うためにマスクを広げすぎると、ほほにすき間ができやすくなるので注意が必要です。
これらの「すき間ポイント」をチェックして、もう一度同じマスクで実験したところ、高性能の表示がないマスクでもカット率が97.25%ということでした。
自分の顔の大きさに合わない、大きすぎるマスクはすき間ができやすくなりますので、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことも大切です。
次に感染する確率です
風邪の感染率が最も高いのは
①飛沫感染
②接触感染
③空気感染とありますが
3つの中で、感染リスクが一番高かったのは、➁接触感染「かぜをひいた人が触ったコップに触る」で、感染の確率が50%でした。次に高かったのが➀飛沫感染「患者のせきを浴びる状況にある」で8%、➂のように患者から2〜3メートル離れた場所であれば、長時間一緒に過ごしていてもまず感染しないことが分かりました。
最後に
マスクをしていれば鼻や口を触ることができないため、飛まつ感染を防ぐ効果は高いです。
しかし、ウイルスがついた手で目をこすったり、マスクを外した後に、手洗いをしないまま口や鼻や目などを触ると感染リスクは高まりますので油断は禁物です。