公開日 2021年06月06日
緊急事態宣言 延長後の対象地域の週末です 「休業」に「再開」 対応さまざまのようです
国内
全国で新型コロナウイルスのワクチン接種が急ピッチで進む中、兵庫・神戸市では、中学生や高校生などへの集団接種を検討していることがわかった。
集団接種の検討は、ワクチン接種の対象年齢が12歳まで引き下げられたことを受けてのもので、実施されると、全国で初めてとなる見通し。
ワクチンの接種率が、全国トップの和歌山県。
人口およそ430人の北山村では、16歳以上で接種を希望した318人全員への2回目の接種が、5日に終了した。
ワクチンを接種した人たちは「自分が打っていいのかなという気持ちと、打ててよかったなという気持ちの半分半分です」、「うれしいです。接客業なので、(ワクチンを)打っていると、お互い安心かなって」などと話した。
各地でワクチンの接種が進む中、神戸市では、私立の中学や高校などで、生徒への集団接種を行う検討を始めたことがわかった。
これは、6月1日から、厚生労働省が、ファイザー社製のワクチンの接種対象年齢を16歳以上から12歳以上に引き下げたことを受けてのもので、実施が決まれば、全国で初めてになるとみられる。
接種には保護者の同意が必要で、接種を受けない生徒が、部活動などで不利益があったり、仲間はずれにあわないよう、具体的な方法を教育委員会と協議しているという。
そうした中、5日も、250人を超える新規感染者が確認されるなど、全国最悪の感染状況が続いている沖縄県。
百貨店など大型商業施設では、県の要請を受け、5日から生活必需品の売り場を除き、土日・祝日を休業することになった。
街では、「時期が時期なので、土日閉まっても、そうだな...と」との声が聞かれた。
県内7カ所のボウリング場も、要請に応じ、土日の休業を決めた。
沖縄県ボウリング場協会・米須義明会長「納得いかない部分は正直あります。ボウリング業界を守るために、じっと我慢しなければいけない時期なのかなと」
こうした一方で、緊急事態宣言は続いているものの、新規感染者が減少傾向にある福岡県では、5日から、多くの百貨店が、土日の営業を再開した。
街では、「普通に買い物できるのが、うれしいというか、ありがたい」との声が聞かれた。
岡山市北区の大型商業施設「イオンモール岡山」では、5日から、土日・祝日の営業再開ということで、オープンと同時にお客が訪れている。
生活必需品以外の売り場の営業時間を短縮したうえで、5日から営業を再開した。
訪れた人は、「平日は仕事していて、もちろん来られないので、土日で営業再開してくれると、利用者としてはありがたい」と話した。
東京都も、新たに確認された感染者は436人で、23日連続で、前の週の同じ曜日を下回っている。
4日、およそ5カ月ぶりに営業を再開した上野動物園。
再開後、初めての週末を迎えた5日、開園前、およそ120人が列をつくった。
訪れた人は、「パンダを見に来ました。来週(シャンシャンの)お誕生日なので、元気な姿を見たくて」と話した。
ジャイアントパンダをめぐっては、4日、メスのシンシンに妊娠の兆候があることが明らかに。
上野動物園では、事前予約制として、1日の入場者を2,000人までに制限している。
訪れた人は、「パンダも見られたし、サルとかゾウ、トラとか見られた。元気な気分になった」と話した。
10都道府県に出されている、緊急事態宣言。
期限となっている6月20日まで、あと2週間余り。