公開日 2021年07月25日
こんにちは
お世話になっております。
さて先日知り合いのうどん屋の亭主から聞いた話です。
その亭主は色々とメニュー作りに積極的で、自作の小麦粉を利用した麺を
沖縄そばふうにあれんじしているめにゅーもあるようです。
ただ 先日 とある男性客から おきなわ蕎麦 と思って注文したのに 蕎麦ではないだろうか?
とクレームを入れられたそうです。
クレームはどの業界にもあることですが、亭主はそのお客様を満足させる沖縄そば作りへの努力が足りなかった、
といいつつ お客様のクレームにも誤りがあると指摘してました。。
沖縄そばは蕎麦ではない
ではどういうものか 少し調べてみました。
沖縄そばの起源
沖縄そばとは、小麦粉100%にかん水を加えてつくる沖縄固有の沖縄固有の麺であり、原料と製法から、中華麺に属します。
起源は、中国にある「琉球交流史」に、1534年に琉球王の四十九日供養に「粉湯(中国語で、汁そばの意味)」を献上したとあるのが原形だとされています。
これが宮廷料理となって、明治時代には裕福層にて食されます。
第二次世界大戦終結後には広く庶民へも広まるようになり、これで現金収入を得ようと、各地域で様々な沖縄そばが作られる要因にもなりました。
沖縄そばについて
- 1.三枚肉
- 皮付き豚のバラ肉を砂糖醤油でじっくり煮込んだ沖縄そばになくてはならない具。
- 2.しょうが
- 豚骨ダシのコクのあるスープを引き締めるショウガ、そばジョーグー」には、紅ショウガにこだわった人も多いとか・・・
- 3.かまぼこ
- 沖縄のかまぼこといえば油で揚げたもの!地域によって様々な種類がある
- 4.麺
- そば粉を使わない沖縄そばの麺の特徴といえば、コシの強い歯ごたえ!その太さは北に行くほど太くなる
- 5.ダシ
- 主に豚とかつおだしが使われている。鶏や昆布、しいたけなどを加え、独自の味を出しているところも少なくない。風味が決め手。
- 6.島ねぎ
- 薬味として欠かせない島ねぎ、太ねぎなどの場合もある。香りを生かすために、切りたてを使う店もある。
地域による特徴
●固めの平麺
帯のような形が特徴の平たい麺で、沖縄本島北部で好まれて食されています。少しもちっとした食感が楽しく、沖縄そばのなかでは一番食べごたえのある麺になります。
●中型縮れ麺
縮れがかったのが特徴の麺で、波打った形状が良くダシ汁に絡むので一般的に好まれており、よく那覇を中心とした南部で食されます。麺の種類に迷った場合は、まずこの縮れ麺を手に取って食してみると良いでしょう。
●細長丸麺
細長丸麺は、主に離島(宮古島)で好んで食されている形状で、細く絞った分、他の麺よりもコシがあるのが特徴です。湯通しも麺の種類の中では一番早くツルっとした触感が魅力です。
特徴的な製造工程
各地域に特徴あれど、沖縄そばはこう作られるから美味しい!製造工程をご紹介。(※画:三倉食品提供)
原料となる、沖縄そば専用の小麦粉とかん粉に塩を加えて練り上げていくことで、沖縄そばの原形となる生地を作って行きます。やや黄色がかった生地としてできあがります。
練り上げた生地を長く引き伸ばし、2枚重ねの大きな帯状にする「複合」の作業を行います。2枚重ねる事によって空気を抜き生地を締めます。これを数回程繰り返します。
複合されて出来上がった生地はさらに、段階的に圧力をかけて麺としてのサイズまで伸ばしていきます。圧延後はそれぞれ地域特有の麺の幅にカットされていきます。
カットされた麺は昔ながらの「手もみ」で縮れ麺等に整形され(宮古、八重山地方ではしない)、湯通しを行って、麺通しがくっ付き合わないように「油まぶし」を行います。
確かに 蕎麦 ではないですね(笑)。
クレームに対し真摯に対応しつつも 誤りはしっかりと指摘する態度
不動産販売にも参考になります。。