公開日 2021年09月19日
こんにちは
お世話になっております。
住まいを購入するときにはいろいろな選択肢があり迷うことも多いかと思います。戸建てにするかマンションにするか、間取りはどうするか、どこに住むかなど。新築がいいのか中古がいいのかといったことも大きな選択肢のひとつになるでしょう。そこで今回は、「中古」という選択肢についてメリットやデメリットを考えていきましょう。
中古のメリット
購入者が増えてきた中古ですが、そのメリット・デメリットにはどのようなものがあるでしょうか。先に見てきた新築のメリット・デメッリトの逆が中古のメリット・デメリットと言える部分もあります。まずはメリットを見ていきましょう。
新築より安く手に入れられる
一般的に新築より中古のほうが価格は安くなります。
中古が新築より安くなるのは、経年によりその建物の市場価値が減少するためでもあります。
次のグラフは、国土交通省が作成した経年とともに住宅の市場価値の減少を表したものになります。
築年数により新築より中古が何割程度安くなるか、ひとつの目安になるかと思います。
なお、物件価格のうち土地代には消費税はかかりませんが、建物には消費税がかかります。
実際の物件を確認してから購入を決めることができる
中古物件であれば実際に見ることが可能です。建物自体の確認だけでなく、
何度か物件のある場所に足を運ぶことで、すでにある地域の雰囲気やゴミ出しなどの管理状態、時間をずらすことで日当たりなども確認できるでしょう。
希望の場所を選びやすい
中古物件の物件数は、新築と比べてとても豊富です。新築は建てられる土地が必要であるため、必然的に中古よりも供給量は少なくなります。
中古のほうが希望の住みたい場所で物件を見つけやすいこともメリットだといえます。
リフォームやリノベーションで新築同様にもできる
新築よりも安い価格で中古物件を購入し、浮いた分のお金でリフォームやリノベーションで好みの間取りに変更したり、新築同様の状態にしたりすることもできます。
ただし、マンションの場合はエントランスや廊下、インターネット設備などの共用部分は変更できないため、共用部分については許容できる中古マンションを選ぶ必要があります。
中古のデメリット
次に中古のデメリットも見ていきましょう。
修繕費用がかかる
建物や設備が古いため、新築に比べ修繕費用が多くかかる可能性があります。
仲介手数料がかかる
仲介会社を通す場合、中古の売買では仲介手数料がかかります。この手数料の上限は「物件価格×3%+6万円+消費税」となります。
耐震性に不安も
築年数が古い物件の中には旧耐震基準で建築された物件もあるかと思います。もし1981年以前の中古物件の購入を検討している場合は旧耐震基準で建築された物件であるため注意が必要です。ただし、旧耐震基準で建築された物件でも、その後耐震補強工事を行っている場合もあります。
不動産の重要事項説明書の「建物の耐震診断の結果」という項目で、新耐震基準か旧耐震基準どちらで建築された物件か、または耐震診断を行っているかわかりますので確認しましょう。
新築のような瑕疵担保責任の保証が義務化されていない
不動産会社によっては独自の瑕疵保証を設定しているところもあるようですが、品確法といったような法律にもとづいたものではなく、あくまで企業努力によるものです。中古の購入に何らかの不具合が発生することに不安がある場合は、瑕疵保険の加入を検討するのもよいかもしれません。
瑕疵保険は専門の保険会社が審査して加入を認め、構造耐力上の主要な部分および雨水の侵入を防止する部分に不具合があった場合に保険金を支払う仕組みです。
中古の購入の流れ
ここで中古の購入のおおまかな流れの違いを見ていきます。
購入の資金計画を立てる
欲しい物件の売主へ購入申し込みを行う
ローンの事前審査をして売買契約の確認
契約内容に同意したら契約締結し決済を行う
引き渡しを受ける
最後に
これまで見てきた中古のメリットを、自分や家族にとってより優先したいと思えるか、
またデメリットをどれだけ許容できるか確認しながら資金計画も含めじっくり検討してみてください
弊社ではメリットが高い物件を可能な限りのデメリットを少なくしてお客様のニーズに合わせて販売を心がけてまいります。