公開日 2021年10月13日
こんにちは
お世話になっております。
羽田空港に乗り入れ、都営浅草線方面や横浜、横須賀方面への列車も運行する京急電鉄は、
いくつかの理由で鉄道ファンに人気があります。その理由は沿線で暮らす“非鉄”な人にもメリットがありそうです。
羽田空港、成田空港のアクセスが便利
京急電鉄は、都営浅草線の直通列車をはじめ、横浜・新逗子方面を発着するエアポート急行など、羽田空港と乗り換えが1回以内で到達できる範囲が広く便利です。
人気の国内航空路線でも、各方面の始発便、終着便は都心アクセスの面から空席が出やすいようです。
京急沿線に住むと、こうした空いている始発便、終着便を利用しやすくなります。
京急沿線は“羽田空港の地元”といえるでしょう。
JRの電車を華麗に追い抜く、120km/hの私鉄
京急本線・品川~横浜間の所要時間は、最速種別の快特で17分。これは併走するJR東海道線の普通列車とほぼ同じです。
しかし、快特は京急蒲田に停車するため、停車駅がJRよりひとつ多いことを忘れてはいけません。
京急本線・品川~横浜間の最高速度は120km/h。これは首都圏トップクラスのスピードです。
また、京急川崎~横浜間では、併走するJRの列車を追い越す場面も見られます。京急ファンが大好きな光景のひとつです。
浦賀駅
座って通勤「ウィング号」
主要駅の横浜や京急川崎を通過する有料座席指定列車があります。
平日朝上り2本の「モーニング・ウィング号」と、平日夕方以降下り11本の「ウィング号」です。品川~上大岡間はノンストップ。
途中の横浜、京急川崎、京急蒲田などには停まらず、三浦半島と都心を直結する列車です。
どちらもクロスシート(枕木方向の座席)の2100形電車を使い、ゆったり座って通勤できる列車として人気があります。
料金(Wing Ticket)は1乗車あたり300円。「モーニング・ウィング号」は指定月に指定列車を利用できる「Wing Pass」(5500円)もあります。
品川ターミナルは大変貌の予感
関東大手私鉄で東海道新幹線と乗り換えができる駅は、京急電鉄の品川駅と小田急電鉄の小田原駅だけです。
品川駅には2027年にリニア中央新幹線が開業する予定ですから、京急沿線は、東海道新幹線、リニア中央新幹線、
羽田空港と、国内外の主要都市へ乗り換え1回で行ける好立地です。都心側ターミナルの品川は、オフィスビル、ビジネスホテルが並び、整然としています。
レジャー施設としては品川プリンスホテル内の映画館、水族館、ボウリングセンター、コンサートホールがあります。
京急沿線には川崎も横浜もあります。上大岡駅は京急百貨店と直結しています。買い物にはとても便利な沿線です。
そして、東京都はリニア中央新幹線の開業を踏まえて、品川駅周辺の再開発事業を発表しています。
京急電鉄は品川~北品川間を立体交差化して踏切を解消し、京急品川駅は地上へ降ろし、
島式プラットホーム2面、線路4本の駅に改良します。駅前を通る国道15号の直上にはアトリウム広場や商業施設が造られる予定です。
マリンリゾートやグルメを満喫
三浦半島方面に注目すると、マグロが名物の三崎港、海軍カレーやヨコスカネイビーバーガーで知られる横須賀、海水浴で人気の三浦海岸、
イルカ・アシカショーや水族館で知られる油壺マリンパークなどがあります。京急電鉄の乗車券のみで乗れる快特で遊びに行けます。
往復の乗車券、訪問先の路線バスのフリー乗車券、食事やレジャー施設を楽しめるチケットがセットになった
「よこすか満喫きっぷ」や「みさきまぐろきっぷ」も便利です。平日は都心へ通勤し、休日は海へ。これが理想の京急ライフといえそうです。
観音崎/観音埼灯台
観音埼灯台。日本最古の洋式灯台として知られる灯台です。
ここは日本の灯台50選の一つでもあり、この灯台にちなんで指定された灯台記念日もあったりします。
鉄道の魅力がたっぷり、暮らしにも便利な京急沿線は、東京近郊で住みたい沿線として穴場かもしれません。