駅周辺は再開発が進んで、大型のマンションが建ち並び一人暮らしからファミリー層まで住みやすいエリアとして人気を集めています。主に中高年層が多く住んでいるため、治安も良く都内の主要駅へのアクセスがよいため通勤通学に便利になっています。

芦花公園周辺の概念図
今回取り上げた芦花公園とその周辺の位置関係図。主要な道路以外は省略してある

 

芦花公園駅

広々としたロータリー。だがスーパー、コンビニに多少の店がある程度で全体としては郊外の街といった印象

南口側は再開発行われ、新しい街並みが登場しています。
駅前にはロータリーが作られ、深夜1時まで営業のスーパーが入ったしゃれたマンションなどもできていますが、
こちらも率直なところ、賑わっているという雰囲気は今ひとつ。全体に静かな街なのです。




広く取られた歩道、緑地の中にはベンチもあり、全体が公園のような趣の再開発エリア

広く取られた歩道、緑地の中にはベンチもあり、全体が公園のような趣のある再開発エリア

ロータリーから西側に広がるのは新しく作られた住宅エリア。駅前とは思えないほど緑が多く、
こちらも閑静そのもの。敷地内には保育所もあります。このエリアを抜けると、共同住宅ではなく、一戸建てと小規模な賃貸物件中心の住宅街。
あちこちの電柱に新築一戸建てのチラシを見ましたから、供給は少なからずあるようです。



ガラス張りのしゃれた外観の世田谷文学館。手前の門はかつて個人のお屋敷だったもので、現在老人ホームが建設中

ガラス張りのしゃれた外観の世田谷文学館。

千歳通り沿いには世田谷にゆかりの文学者の原稿、遺品などを集めた世田谷文学館があります。
館内にはホールや図書館、喫茶室などがあり、文学好きには楽しい空間となっています。
また、世田谷文学館手前から千歳通りは下り坂になっており、かつては千歳通りを横切る形で烏山川が流れていたことを伺わせます。




徳富蘆花旧宅の回りには彼が好んだという竹林などが広がり、とても新宿から20分ほどの場所にあるとは思えない

徳富蘆花旧宅の回りには彼が好んだという竹林などが広がり、とても新宿から20分ほどの場所にあるとは思えない

駅名の由来ともなった芦花公園(正式には蘆花恒春園)は駅から歩いて15分ほど。
園内には明治時代の作家徳富蘆花の旧宅、庭が残されており、明治時代の、いかにも武蔵野といった風情を想起させてくれます。




子ども連れで賑わう芦花公園。遊具やアスレチックが出来る場所もあるので、ファミリーには楽しいスポットのひとつ

子ども連れで賑わう芦花公園。遊具やアスレチックが出来る場所もあるので、ファミリーには楽しいスポットのひとつ

敷地内には広い芝生の広場や多目的広場、ドッグランなどもあり、家族連れで大賑わい。小型犬だけでなく、大型犬を連れた家族も目につきました。桜や萩など季節を楽しめる樹木も多く、自然に親しむにはうってつけの場所でもあります。