公開日 2023年11月18日
投資の神様 ウォーレンバフェットの名言
株の世界では超有名な、世界で最も成功して大金持ちになったウォーレンバフェットの名言を紹介します。
情報ソースは、昔読んだ以下の本で、有名なフレーズや印象深いものをピックアップしました。
不動産業界にも言葉がたくさんあります
バフェットはキャピタルゲイン狙いだけでなくて、企業そのものを所有するようなことも行っていますし、そもそも巨大投資会社バークシャー・ハサウェイの経営者ですので、デイトレーダー寄りの個人投機家からすると、参考にならない手法も多いと思います。
リバモアが投機であって、一般的なトレーダー寄りの売買差益での儲けを狙うのに対して、バフェットは一生保有し続けてもいいと言っているくらいに長期投資をメインに配当などを考えて企業に投資しています。
ですので、テクニカル的なことを名言からは読み取れないかもです。
しかし、大金持ちの家に生まれたわけではなくて、自分で種銭を作り、それを元手に運用して、世界一の大富豪にのし上がった人です。
バフェットの言葉からは、人生や資産を豊かにするためのヒントを得られるのではないでしょうか。
1:ルールその一、絶対に金を損しないこと。
ルールその二、絶対にルールその一を忘れないこと。
これは「バフェットの教訓」の一番最初に取り上げられているので、一応一番目に。
捉え方を一つ間違えると、個人トレーダーにとっては、損切が遅れかねない惑わしの言葉にもなりかねません。
絶対に損をしないことなど、投資や投機の世界ではあり得ませんよね。
一生で一度や二度しかエントリーしないならともかく。
ポジポジ病では先ずできないことです。
長期投資で資産管理がしっかりと出来ていて、待つこともできれば、含み損を抱えても下値は知れているところまで引き付けてエントリーできます。
今度は売るのを待つことが出来れば、仕込んだものが大きく育ったところで、短期トレーダーに買ってもらえます。
運用資金を失ったら、チャンスに直面しても何もできませんからね。短期間で大きく資金を減らすリスクのある投資や投機は、避けるべしということです。
2:いったん交わした契約は保護にできないのだから、サインをする前に、考慮すべきことはすべて考慮しておきなさい。
バフェットの場合は、企業買収においてこのことを痛感した失敗があったようですが、個人が投資や投機においてポジションを取るときもそうです。
株を買ったり、売ったりするときに、契約書があるわけでもサインするわけでもありません。
でも、動かしている金額は、一般的な会社員の個人トレーダーにとっては、かなりの大金なわけです。
何気なく、特に負けた後は、取り返そうとして大きなポジションをあっさりと取ってしまうことがありがちですが、それは本当に悪いトレードです。
つい最近私はやらかしまして、大いに反省しました。
貧乏人ほど、この面倒な考慮をほったらかして、慎重さに欠け、その後の展開を自分にとって都合よくだけ考えているような気がします。
3:トラブルから抜け出すよりも、トラブルを避けるほうが簡単だ。
初めからそのポジションを取らなければよかったのですよ。
許容範囲を超えた含み損から抜け出すより、安易にポジションを取らない方が超簡単です。
4:幸せと金は別物である。
大切な人に愛されたいなら、大切な人から愛されるような人になりましょう。
幸せと金は別物ですよ。でも、無収入で幸せになるのは相当難しいです。
5:習慣という名の鎖は、抜け出せないほど重くなるまでは、軽すぎて存在を感じることができない。
バートランドラセルという哲学者の言葉を、バフェットが引用したものです。
良い習慣はそれはいいですが、悪い習慣というのは、後戻りできないくらいまで追い詰められて初めて認識することがあります。
喫煙の習慣で肺がんになって初めて危機感を抱くようなことも言い当てているでしょうし、アル中や、ヤク中、ギャンブル中毒などもそうでしょうね。
依存症とは、習慣の積み重ねにより、脳内の回路が強化されていって、抜けさせなくなるほど重くなってしまうわけです。
6:めざましい結果を得るのに必要なのは、必ずしもめざましい行為ではない。
投資で一財産築いた人って、そんなに難しいことをしていなかったりします。
コツコツと毎日短期トレードで、切った張ったを繰り返してもいなかったりします。
地味に研究して、安値と思えるところで仕込んで、あとは高値になるまでただ放っておいただけ。
ただそれだけのことをバフェットは実践してきたとも言えます。
我慢は必要だと思いますけれどね。
7:金を持っていれば、ある程度、周りの環境を面白おかしく変えることができる。しかし、いくら金を持っていても、愛情や健康を買うことはできない。
8:永遠に続かないものには、必ず終わりが訪れる。
その終わりが今だと思って、何度も私は失敗しました。
空売りを憶えたころに、初め大きく儲けたのが、良くなかったですね。今のような慎重姿勢がなかったので、結構な回数踏まれて損してきました。
そのような経験を踏まえると、個人的には「終わりはそんなに早く来ない」が格言かもしれませんが、株式投資をする上では、終わりの訪れは意識すべきことですよね。
最近だと海運株ブームの終焉でしょうか。
素人に限らず、解説で飯を食っているプロの連中の中にも、天井を付ける手前の頃にも、もっともっと上がると力説していた人が沢山いましたね。郵船のチャートを載せておきましょう。
トレンドやブームには終焉があります。
9:損をしたのと同じ方法で金を取り戻す必要はない。
私は、9984 SFG で大損したので、これで勝ってやろうと拘って、よく触りましたが、結局、勝つこともありましたが、トータルは損失を拡大しただけです。
悔しいからそれで取り返してやろうと、そのことに拘るのは、トレードでやりがちな失敗ですし、人生や生活、商売においてもありがちだったりしますが、そもそも向いていないから、不利な状況にいるから、だから損をしていたのだったら、損したまま終わりたくないとバイアスに縛られてそれに拘ることは、墓穴を掘っているといことにもなりかねませんのでね。
抜本的に手法を見直したり、そこから離れてしまうことも時には必要だったりします。
株に限らず、職場だったり、女だったり、はたまた自分自身だったりと、変えた方がいい場合も往々にしてあるものです。
10:時代遅れの原則は、もう原則でもなんでもない。
バフェットは恩師のグレアムから学んだ低位株投資で一財産作ったけれど、時代が変わってそれではこれからは稼げないと悟ったわけです。
成功体験があるばかりに、時代に即したシフトチェンジが出来なくて、一時は大きく儲けを出していた企業が倒産してしまう。なんてことは、結構あります。
トレードをしていると、特にテクニカルの手法で、かつて自分が稼いだ残像が邪魔して、拘って自滅するなんてこともあるかもしれませんよね。
人対人の心理戦で通じていた原則が、人対アルゴリズム、AIの戦いになっていても原則として通じるのかどうか?