公開日 2023年12月16日
こんにちは。
先日本を読んでいるときふと気を止めたラテンの諺『時は悲しみと口論の傷を癒す。の解説です
『時は悲しみと口論の傷を癒す。人はみな変わる。過去の自分はもはや現在の自分ではない。悩むものも、悩ます者も時がたてば別人になる。』
中世の哲学者パスカルもこの言葉を解説してます
例えば赤ん坊の頃、大切な写真や品物を、『大切』だと理解していないから、ぞんざいに扱って、破損させてしまうこともあります。
あの頃の自分は、もはや現在の自分ではありません。なぜならそういうことはもう、しないからです。
そう考えると、当時、『その行為』をたしなめられて号泣し、激昂したあの時の感情は、いささか『未熟』の一言で片付くことになりそうですね。
何で泣いているのかも理解していない。何で怒られたのかも、何で悲しませたのかも理解していない。
全てが未熟で、誤解で、勘違い。
ということは、今はその未熟さが無いということなのでしょうか。
全てではないが、当時と比べるなら、そのほとんどの誤解が解けて、思い知りました。
当時とはまるで違う人格として、今、生きているのですね。
そうだとしたら今の悩みも、将来の自分の人格から見れば、大したことはないのでしょう。