公開日 2024年02月17日
みなさん、こんにちわ。
今回の記事は書籍「金持ちになる男、貧乏になる男」の要約記事です。
この本の著者、スティーブ・シーボルド氏はアメリカの経営コンサルタントであり、現在は能力開発の第一人者として社員研修にて大勢の人材を育成されています。
主なクライアントはトヨタ自動車、ボルボ、ジョンソンエンドジョンソン等など。
さらにはTVの司会者として「メンタルタフネス」という番組でテリー賞・モチベーション部門で最優秀賞を受賞しているマルチに活躍されている一流のビジネスマンです。
さて、この本の内容を一言でいうと、
「金持ちになる男と貧乏になる男は考え方が違う」
ということです。
このことを説明するために金持ちになる男と貧乏になる男の違いが100節にわたって書かれています。
その中でここでは3節だけご紹介します。
もしこの本の内容に興味がある方は、本書を実際に手にとって読んでみることをオススメします。
それでは始めましょう。
第13節 貧乏になる男は「労働」でお金を得られると考え、金持ちになる男は「思考」で大金を稼げると考える
「貧乏になる男は、身を粉にして働けばお金を稼げると考えている。労働と努力が経済的成功に結びつくと信じているのだ。しかし、それこそが金持ちになれない原因である」
「金持ちになる男は、創造的思考によって難問を解決することが財産を築く秘訣であることを知っている」
自分の時間を切り売りする働き方ではなく、自分が考えたアイディアでお金を稼げということが言いたいのでしょう。
たとえばコンビニ店員として雇用されて一日の給料を保証されている働き方よりも、YouTuberとして人びとを楽しませたり、有益な情報を人びとに提供して成功したほうがより大金を稼ぐ可能性は高いでしょう。
人に雇われて確実にお金をもらうことを選ぶよりも、失敗する可能性もあるが社会に貢献するアイディアを生み出すことができれば他人に雇われているよりも大金を稼げる。
金持ちになる人はこのことを知っているということですね。
第17節 貧乏になる男は「快楽」を追求し、金持ちになる男は「利益」を追求する
「貧乏になる男はさまざまな娯楽に膨大な時間を費やしている。必要な努力を避けて快楽の追求を最優先している証拠だ」
「一方、金持ちになる男はお金を稼ぐことに意識の大半を集中し、そのための活動を楽しむ」
金持ちになる男は大好きなことを仕事にして楽しみながら働いている。
だから意識の大半を仕事に傾けることができ、毎日努力を惜しまない。
そのため気がついたら結果的に金持ちになってしまっている。
これに対して貧乏になる男は、お金をもらうためだけの目的で嫌いな仕事にしがみついている。
だから余暇はその憂さ晴らしをするために、目先の快楽を追求することしかしてないからお金を稼ぐことができない、ということでしょう。
貧乏になる男は大リーガーのデーターや選手の特徴をがんばって覚えているが、金持ちになる男はそれと同じ時間と労力を使って仕事のアイディアを考えている。
本書ではそんな例え話が書かれています。
これによってわかることは、金持ちになる男は自分の大好きなことを仕事にしているのに対して、貧乏になる男は生活するお金を稼ぐことのためだけに嫌いな仕事をやっているということです。
第33節 貧乏になる男は自分が金持ちになるに「値しない」と考え、金持ちになる男は自分が金持ちになるに「値する」と考える
「貧乏になる男たちは、最低限の生活条件を満たす以上に豊かにぜいたくに暮らす資格も権利も自分にはない、というマイナスの信念が蔓延している」
「一方、金持ちになる男は自分には金持ちになるだけの価値がある。世の中の問題を解決して人びとの役に立っているのだから、財産を築くことができると考えている」
人は自分が考えた通りの人間になるという言葉があります。
これは人というものは信念→思考→行動という順に動くからでしょう。
本書ではこのことを説明するのに、
実際に金持ちになるに値するかどうかは関係ない。「自分は金持ちになるに値する」という信念をもつことが重要なのだ。
と書かれています。
「自分は金持ちに値する」という信念を持つためには、自分は世の中の役に立つアイディアを考え、日々それを実現するため行動し続けているという強い自負が必要です。
逆に人を騙したり人のものを奪ったりするような人は一時的に金持ちになれるかもしれませんが、結局はそれをすべて失ってしまうことが多いです。
「与えるものはさらに与えられ、奪うものはさらに奪われる」ということわざは金持ちになるために覚えておいて損のないことわざだと思います。