公開日 2024年02月24日 そもそも天才とは? 一心不乱に努力すれば「天才」になれるのか? 米の大学教授の「天才」を徹底解剖したお話をご紹介します 天才とは、並外れた精神力を持ち、その作品や洞察・見識が社会を大きく変えるような人物を指す。文化や時代を超えて世の中を一変させるような人物だ。 天才と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、米テスラの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスクや、米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス、米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツといったゲームチェンジャーだ。米国人が多い。 その一方で 米著名投資家で大富豪のウォーレン・バフェットはお金もうけの達人ではあるものの「天才」ではない。 天才は、誰にも見えない(独創的な)ものを「一番乗り」で見つけなければならない。バリュー投資理論を最初に打ち出したのは別の研究家だ。バフェットは自身の投資会社バークシャー・ハザウェイの経営に応用したが、最初の提唱者ではない。 そうは言っても、バフェットはバークシャーハサウェイを買って、投資会社にし研究者の投資理論を見事なまでに実践し、世間に広めたのだから、「天才」と呼ぶにふさわしいのではないかという異論が聞こえてきそうだ。 確かに、バフェットは同理論を基に、巨額の富を生み出す投資会社を築き上げ、大成功を収めた。これはとてつもなく重要なことだ。 しかし足らないものが1つあるそれは生まれながらの優れた才能というべきかもしれない 「天才」とは、いったい誰のことを言うのか? この問題は面白いが、難問でもある。 ――よく天才といわれる人は、遺伝よりも自分自身の「努力」に価値を置く傾向がある。しかし、「努力にも限界がある」 優れた才能と練習・努力の両方が必要だ。 あふれるような才能があれば、それを生かしたいという欲求が生まれ、必死に努力する。才能がある人にとって、練習や努力は「喜び」だからだ。 「Nature(生まれ)」、つまり、生来の才能はそれだけにとどまらず、「Nurture(育ち・育むこと)」にもつながる。 となると天才というのは何百万に一人ということになる まとめ たた゛そもそも、天才かどうかは重要なことなのか? ――私たちのほとんどは天才ではありません。その事実を受け入れつつも士気をくじかれることなく、ポジティブな人生を送り、成功をつかむにはどうすればよいのか まず、「悲観するな」と言いたい。人生を探検し、好奇心を持ち、「本当に得意なものは何か」「人生で心からやりたことは何か」を見いだすことが大切だ。 失敗しても、自分に自信を持つべきだ。そうすれば、ほかの道が開ける。 道を開くには 答えが出ない難問だが、「自分は正しい」という自信を持たねばならない。