公開日 2025年05月25日
こんにちは
不動産投資を始める年齢に「リミット」はある? 50歳での大家デビューで感じた「リアル」
「安定収益」だけじゃないメリットも
50歳や60歳という年齢を迎え、老後の生活のために改めて検討を始める人は少なくない。50歳や60歳での不動産投資を始めることは「遅くない」のだろうか?
年齢の高さは「融資」のネックになるのか?
保有者に聞いてみました
―融資を引く際、50歳という年齢に対して感じたメリット、デメリットはありますか?
私もそうですが、50代となると、長く同じ会社で働いているケースが多いと思います。こうした勤続年数の長さが一番のメリットではないでしょうか。
正直、デメリットは感じたことはありません。最近は50歳でも融資期間30年、35年と出してくれるところも多いです。最近も、金融機関から「35年で出しますよ」と言われました。
ただ、融資期間が長くなると確かに月々のCFは出ますが、トータルで見れば支払い総額も多くなるため、35年での提案はお断りをさせていただきましたが。
今後は法人設立も
―今後、どの程度まで規模拡大したいと思っていますか?
年齢のこともありますので、この先何十棟と大きく拡大しようとは考えていません。今後は売却も交えながら、良いものがあれば買って…と、あまり構えずに自然体でやっていきたいですね。
売却についてはまだ具体的には考えていませんが、もし売却するにしても今の入居者を大事にしていただける購入者の方にバトンを渡せたら嬉しいです。
また、今50代後半ですが、定年を迎える頃か、その少し前くらいには法人を設立したいと思っています。事業承継のことも念頭に、法人に物件を寄せていきたいですね。具体的にその会社をどうするのか、誰に渡すのか、といった計画は現状未定です。
―現在まだサラリーマンとして働いていますが、早期リタイアやFIREは考えていますか?
それが、全く考えていないんですよ。賃貸業に力を入れると、逆に本業にも力が入るというか、賃貸業が充実すると今の仕事も充実する気がします(笑)。
何にしても、まだ会社を去るのはまだもったいないという気持ちがあるので、辞めるつもりはありません。
不動産って、正直これから人生終わるまで何年でもできるじゃないですか。でも会社員でいられる時期ってそんなに長くない。今はその時期を楽しみたいです。融資においても、まだ会社員としての属性を使いたいですしね。
―不動産投資を始めてよかったと思うのはどんな点ですか?
自分の裁量でできる事業を行えることは、非常に面白いと思っています。仮想通貨や株、金など、単なる「投資」ではなく、事業の側面があるのが不動産投資の一番良い部分だと思います。
それに、もともと私は旅行が好きなのですが、物件の視察もかねて色々な地を訪れて、そこの文化や人、街並み知ることができるのがすごく楽しみです。でも一番楽しみなのはその地のアパートを見て回ることなので、一種のフェチかもしれませんね(笑)。
ただ、旅行に行くにはどうしてもお金も必要ですよね。収益物件を持っていることで、旅行に行く目的もできるし、そのためのお金も生み出してくれる。すごく魅力的だと思っています。
まだ中国地方にしか物件を所有していないのですが、将来的には首都圏や関西、九州などにも物件を持てると良いですね。