【マンションという共同生活の場で、 地震災害にどう備える?】

公開日 2022年05月12日

■災害時のマンションに発生しうるリスクとは?

1)避難が難しい
高齢者などの避難弱者や上層階住人の避難が大変であるだけでなく、避難経路に人が集中することで混乱が生じる可能性がある。
2)ライフラインが弱い
ひとつのライフラインが断たれると、ほかのライフラインも機能しないなどの関連性が強く、復旧に時間がかかる。
3)管理会社に頼れない場合がある
管理会社も被災当事者になるだけでなく、決められた委託業務範囲でしかサポートしてもらえないので、災害後は自分たちで対応しなければならない範囲が意外に広い。

では、被災したらどういったことが起こりうるのか、どういった点に注意すればよいのか?
被災して家族と自宅内の安全を確認したら、まずは避難と救助だ。マンションでは必ず二方向避難の経路があるので、日ごろから避難ルートを確認しておくことや避難誘導などの協力体制ができていることが望ましい。また、各戸の玄関扉の耐震性が不足している場合、玄関が開かなくなって室内に閉じ込められるというケースが起こる。こうした室内やエレベーター内に閉じ込められた人の救助は、あらかじめ安否確認等のルールが確立していないと、見過ごされるリスクがあるので注意したい点だ。また、個人情報保護との兼ね合いもあるが、避難弱者の名簿をつくっておくというのも救助の際に役立つ方法ですね。

次に、ライフラインの遮断に対し、避難時に元栓を閉めておくなどのルール設定や、ライフライン復旧の手順の周知も有効だ。管理組合で、救助用の器具を備えることに加え、個人の備蓄のほかに水や食料などを備蓄しておくことも考えられる。さらに、共同で使える簡易トイレの設置などができれば、被災時に役立つだろう。
避難生活が長引きほかの場所へ移る住人が増える際には、居場所の情報把握やマンション内の定期的な見回りなども考えておいたほうがよさそうだ。

皆さんも日ごろから災害が起こった時のことを意識して準備をしておきましょう。

 

城東不動産販売株式会社

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