インド人口 今年半ばに世界最多 国連14億2,860万人と推定

公開日 2023年04月19日

国連人口基金は19日、「世界人口白書」を公表し、インドの人口が今年半ばに推定で14億2,860万人となり、中国を300万人近く上回って世界で最も多くなるとの見通しを示しました。白書では、人口が減少に転じる国もあるなか、出生率を政策で操作しようとする国が増えていて女性の権利を損なう可能性があると懸念を示しました。その上で男女平等にもとづく発展を目指すべきだと提言しました。

 

インドと中国は70年以上にわたり、世界人口の3分の1以上を占めてきました。 中国の出生率は近年、急低下しており、昨年には人口が1961年以来初めて減少に転じました。 UNFPAの「世界人口の現状」報告書に記載されているインドの人口予測は、同国では2011年以降国勢調査が行われていないことから、推定値となっています。

インドでは140年間、10年ごとに国勢調査が行われてきたが、2021年の調査は新型コロナウイルスの流行を受けて翌年に延期され、その後、2024年に再延期されました。

国連の人口推定・予測部門の責任者パトリック・ガーランド氏はBBCのインタビューで、インドの真の人口規模に関するいかなる数字も、「断片的な情報に基づく単純な想定」だと述べています。 「私たちは、インドから公式データを得られていない」 また、国連によると、中国の推計には香港とマカオ(合わせて800万人以上)の人口は含まれていません。中国政府は台湾を自国から分離した省で、いずれ本土と統一されるべきだと考えているが、台湾は独自の憲法と民主的に選出された指導陣を持つ独立国家を自認しています。

世界の人口は昨年11月に80億人を突破しました。しかし複数の専門家は、増加ペースは以前ほど急速ではなく、1950年以来最も遅いとしています。

 インドと中国では出生率が低下しています。中国は2016年に一人っ子政策を廃止し、カップルが2人以上の子どもを持つためのインセンティブを導入したものの、国連の予測では来年に人口が減少に転じると予測されています。 中国の出生率の低下の原因には、生活費の高騰や女性の社会進出の増加などが挙げられています。 インドでも同様に、出生率がここ数十年で大幅に低下しています。女性1人あたりの出生数は1950年の5.7人から、現在は2.2人に減少しています。

UNFPAの委託で行われた調査では、インド人の大半が「人口が多すぎる」、「出生率が高すぎる」と回答しました。また、およそ3人に2人が、人口増加をめぐる最大の懸念として経済的な問題を挙げました。

一方で人口統計学者たちは、インドの人口が中国を抜くことを問題視する必要はなく、人口増加をめぐり不安を与えることのないよう注意を促しています。 「個人の権利や選択が守られているのであれば、これはむしろ、進歩や発展、野心の象徴としてとらえられるべき」だと、国連の報告書には書かれています。

人口が増えることは経済の発展にも繋がりそうなので良いことなのかもしれませんね。

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