公開日 2023年05月21日
昨日の続きです
不良債権処理方法としてバルクセールという方法があると昨日書きました
ただ、最近では、チェリー・ピック
(サクランボを摘む様に一つ一つ選んで)
してくださいという本来の形に大きく変化してきました。
これまで不動産ファンドや不動産流動化事業会社は、バルクセールで複数物件を買って数年でまたバルクで売って
ということを繰り返して利益を得てきた訳です。
しかし、それが、現状のマーケットでは、難しくなってきています。
不動産が右肩上がりの時には、多少難有りの物件も一部の優良な物件と一緒に買うことで、
(優良な物件での利益で)他の物件の簿価を上回ることができたものでした。
かつ、難有りの物件もそれなりの価格で売却できました。
しかし、今は、そのようなリスクを取れる企業は殆ど無くなっています。
優良な物件の売却にも苦労するようになりました。(まして、難有りの物件は、殆ど動きません)
主な原因は、不動産が下落基調なことと、銀行の不動産ファンドや流動化企業への融資が止まった
からです。
元来個人投資家は、バルクで不動産を購入することは
できなかった訳ですから、この「チェリーピックの時代」は、良いチャンスと
捉えることができると思います。
多くの選択肢から、自分の嗜好に合った、優良な物件を選ぶ、つまりチェリー・ピックができるのです。
そういった意味においては、弊社のお客様や不動産投資顧問先も動きがこの春以降さらに活発になってきました。
ただ
バルクセールにしろやチェリーピックにしろは、売り上げが増すため、望ましいことのはずです。
しかし、セール品にのみ反応するチェリーピッカーは、店舗に足を運んでくれた優良顧客の満足度を下げる要因になります。
ここは充分に注意していきたいところです
城東不動産販売株式会社
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