公開日 2023年06月11日
こんにちは
本日は仕組債について首都圏での販売停止のニュースです
で、仕組債って何?
仕組債とは複数の商品(株価、株価指数、金利、為替、コモディティなど)を組み込んだデリバティブ(金融派生商品)の一種です。もともとは機関投資家などのプロ向けに開発された金融商品ですが、最近では個人投資家にも販路を広げています。
デリバティブを利用することによって投資家や発行体のニーズに合ったリターンを生み出すことができます。満期、クーポン(利息)、償還金などを、投資家や発行体のニーズに合わせ、さまざまな形で設定できるからです。ただ、多くの仕組債にはオプションやスワップ取引が組み込まれているため、価格変動があった場合には大きく損失を出す可能性があります。あらかじめ設定された価格(ノックイン価格)を下回ると償還時に元本割れになります。また、仕組債の手数料体系は非常に複雑ですので、投資家中には割高な価格で購入している人もいます。
代表的な仕組債
代表的な仕組債は「日経リンク債」と「EB債」です。それぞれの仕組みについて解説します。
日経リンク債とは
日経リンク債とは、日経平均株価の変動に応じて、償還額や利率が変動する債券で、「日経平均株価リンク債」とも呼ばれています。償還額が変動する日経リンク債の場合、ノックイン価格を上回っていた場合は額面金額で償還されますが、期間中に日経平均株価が所定の水準(ノックイン価格)を下回ると、償還額が額面ではなく日経平均株価に連動して変動します。
EB債
EB債(Exchangeable Bond)とは、債券発行者以外の他社の株式に転換することを条件とした仕組債の一種です。対象銘柄の株価が所定の条件を満たした場合、償還金(現金)ではなく、予定銘柄の株式+調整金(現金がある場合)で償還されることがあります。
問題点
EB債は通常の債券よりも高い利回りが期待できますが、株式と調整金で償還される場合、転換予定銘柄の価格があらかじめ決められた転換価格を下回り、損失が発生する恐れがあります。
ということで 以下はニュースで仕組み債の販売停止に、との報道です。
証券取引等監視委員会は9日、千葉銀行と傘下のちばぎん証券、武蔵野銀行を行政処分するよう金融庁に勧告した。金融庁は勧告を受け、業務改善命令などの処分を検討する。
千葉銀と武蔵野銀は金融商品開発などで包括提携しており、ちばぎん証券は両行から紹介を受けた顧客に仕組み債を販売。監視委によると、投資経験の乏しい顧客に商品の複雑な仕組みやリスクに関して十分な説明を行っていなかった。
ちばぎん証券は日本証券業協会から令和2~3年に3回にわたり注意喚起を受けたことから、監視委が3年11月から検査に着手していた。
千葉銀と武蔵野銀、ちばぎん証券は9日、「勧告内容を厳粛に受け止め、改善・再発防止に取り組み、信頼回復に努める」とするコメントを発表した。
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