出光丸がホルムズ通過、イラン衝突後初

公開日 2026年05月03日

出光丸がホルムズ通過、イラン衝突後初 日本政府高官「通航料払わず」

ホルムズ海峡封鎖継続とか原油高騰に傾く報道が多い中
事実のみに目を向けると こういうニュースが目につきます。
 

出光丸の航跡(28日午後9時時点)=マリントラフィック

イラン軍事衝突以降、ペルシャ湾で約2カ月にわたって足止めされていた出光興産の大型タンカー「出光丸」が28日、ホルムズ海峡を通過してオマーン湾の公海へ出た。原油を満載しているとみられる。日本政府高官は「日本政府が交渉していた成果だ」と語った。

日本政府が「交渉」、2カ月ぶり「脱出」

出光丸は米国とイスラエルによるイラン攻撃が始まる直前の2月下旬にペルシャ湾に入った後、足止めされていた。軍事衝突後、日本の元売り大手が所有する船舶がペルシャ湾から出たのは初めてとみられ、実に62日ぶりの「脱出」になる。

出光はタンカー輸送の状況について「安全上の観点から回答できない」とコメントしている。

船舶情報サイト「マリントラフィック」によると、出光丸は28日午前7時(世界標準時)ごろ、イランがオマーン湾への航路として指定するララク島の南側を通ってホルムズ海峡を通過した。

28日午後7時時点でオマーンの首都マスカットの北方の公海上をインド洋方向へ航行している。船舶自動識別装置(AIS)の情報によると、行き先は日本の名古屋港となっている。喫水は20メートルとなっており、約200万バレルの原油を満載しているとみられる。

日本政府高官は日本時間28日夜、「日本政府が交渉していた成果だ。通航料は払っていない」と明らかにした。

イラン国営テレビも28日、出光丸がイラン当局との調整の上でホルムズ海峡を通過したと報じた。駐日イラン大使館は出光興産がイラン産石油を秘密裏に運んだ「日章丸事件」を引きながら「この遺産は今なお大きな意義を有している」とX(旧ツイッター)の公式アカウントで投稿した。

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