【この本から学べる事2】5年で1億貯める株式投資  給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法

公開日 2026年06月06日

  • いつもは本の紹介で終わりますが
    投資のやり方が具体的かつ分かりやすいので 2回に分けて4つの投資を紹介します

  • 本書で紹介された4つの投資法の詳細解説 💹

    本書のキモである「4つの投資法」について、それぞれ初心者向けにかみ砕いて説明します。専門用語には補足を付け、具体的な例やたとえ話も交えます。著者が5年間で資産1億円を築くために実践した手法なので、ぜひポイントを押さえてみてください。

    ❶ 新高値ブレイク投資 🚀(モメンタム投資)

    新高値ブレイク投資とは、株価がそれまでの最高値(=新高値)を更新したタイミングで買いに入り、さらに上昇したところで売って利益を得る投資法です。株価が過去の高値を超えるときは市場参加者の注目が集まりやすく、「勢い(モメンタム)がついてさらに上昇しやすい」という経験則に基づいています。米国の有名投資家ウィリアム・オニール氏も提唱した手法で、CANSLIM投資法の一部として知られています。

    初心者向けに平たく言えば、「上り調子の株に飛び乗る」戦略です。ただし闇雲に飛び乗るのではなく、なぜ新高値を付けたか理由を分析して「まだ伸びそうだ」と判断できる場合に限ります。例えば、「画期的新商品がバカ売れで業績急拡大中」など明確な上昇理由があれば、その勢いに乗る価値があります。一方で、理由なき急騰(いわゆる仕手筋による操作など)には慎重になるべきです。

    新高値ブレイク投資のポイント:

  • 投資対象の探し方: まず52週(1年)以内の過去最高値を更新した銘柄を探します。証券会社のスクリーニング機能などで「年初来高値更新銘柄」リストを見ると良いでしょう。その中から、「なぜ新高値なのか?」を調べ、好材料がある銘柄を選びます(例: 競合にない新サービス展開、業績黒字転換、大口契約獲得等)。

  • 買うタイミング: 新高値を付けた直後が基本ですが、指標面もチェックします。著者は買いどきの目安としてPER10~30倍台を挙げています。PER(株価収益率)とは株価÷1株利益(EPS)で算出される指標で、数字が高すぎると割高で上値余地が小さい可能性があります。PER10~30倍程度であれば、成長株でもまだ割高感がない水準と言えます。※赤字から黒字転換したケースなど例外もあります。なおPBR(株価純資産倍率)については特に基準を設けないとのこと。これは成長株では純資産より利益成長のほうが重視されるからでしょう。

  • 売るタイミング:明確な利確ルールを決めておくことが重要です。著者は売りどきの目安として、①株価が2倍になったら一旦利益確定、②PERが50倍に達したら割高なので売り、③半年~2年保有したら伸び悩んでいても区切りとして売る、としています。例えば買った株が短期間で2倍に急騰したら欲張りすぎず半分売却して利益を確保する、といった判断です。また、長くても2年ほどで一度区切りをつけることで、だらだら塩漬けを防ぐ狙いがあります。

  • 損切りルール:マイナス8%で損切りと著者も強調しているように、損切りラインの設定は必須です。新高値ブレイク投資は勝てば大きい反面、失敗すると高値掴みになる恐れもあります。株価が買値から8%下落したら即撤退することで、深刻なダメージを避けます。この-8%という数字もウィリアム・オニール氏の推奨するものと同じで、経験則的に「これ以上の含み損は取り戻すのが大変」というラインです。

  • :仮に、A社株がずっと500円以下だったのに、新製品ヒットのニュースで過去最高値の500円を超え600円の新高値を付けたとしましょう。業績も好調でさらに上振れ予想が出た場合、勢いは本物かもしれないと判断できます。あなたは600円で飛び乗り、株価が720円(20%アップ)や900円(50%アップ)になったら一部利確します。そして最終的に1200円程度で倍になったら残りも売る、といった戦略です。一方で、万一600円で買った後に550円台まで下落したら、素早く損切りして大きな傷を負わないようにします。

  • たとえ話: 新高値ブレイク投資は、スポーツで言えば「連勝街道に乗っているチームを応援して賭ける」ようなものです。最近ずっと勝っているチーム(株価上昇トレンド銘柄)は勢いがあるので、応援すれば(投資すれば)勝ちやすい。ただし、チームのエース(企業の成長エンジン)が故障したとか(好材料がなくなった)、オッズが高くつきすぎている(割高すぎる)と感じたら賭けない。勝ち続けている間に乗り、怪しくなったら引き上げるイメージです

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    ❷ 株主優待需給投資 🎁(イベント投資の一種)

    株主優待需給投資とは、日本株特有の「株主優待」を利用したイベント投資の一種です。企業の株を一定数持っているともらえる株主優待(自社商品や割引券などの特典)を目当てに個人投資家が殺到する時期と、その反動で需要が冷え込む時期を狙って売買します。

    もう少し具体的に言うと、優待の権利確定日(優待がもらえる基準日)に向けて株を買う人が増えるため多くの優待銘柄は権利月に株価が上がりやすくなります。しかし、権利確定日を過ぎると優待目当ての投資家が一斉に手仕舞い売りをするので株価が下がりやすい傾向があります。「需給」とは需用と供給、つまり買いたい人と売りたい人のバランスのことです。このバランス変化を読んで、安いときに買って高くなる前に売るのが株主優待需給投資です。

    ポイントと手順:

  • 銘柄選び: まず株主優待を実施している銘柄に絞ります。その中で、過去の株価チャートを確認し、毎年優待権利月に株価が上がる傾向のある銘柄を探します。たとえば、「毎年○月(権利月)になると明らかに株価が上昇し、権利落ち後に下落している銘柄」が狙い目です。具体例として、飲食チェーンで食事券がもらえる株などは個人に人気で、権利取りの買いが入りやすいです。

  • 買うタイミング:優待権利確定日の3~6カ月前がひとつの目安です。例えば3月が権利確定日なら、前年の年末~1月頃から仕込むイメージです。早めに仕込む理由は、権利月直前だと既にみんな買い始めて価格が上がってしまっている可能性があるからです。また、全体相場が調整して株価が下がっているときはチャンスです。市場全体が不調なときに一緒に売られて割安になった優待株を仕込んでおき、後で権利取り需要で上がるのを待つ作戦です。

  • 売るタイミング:権利確定日の2週間~1カ月前までには売るのが基本です。なぜなら権利確定日直前になるとピークを迎え、直後に株価急落(権利落ち)することが多いからです。安全策をとるなら権利確定日よりだいぶ前(1ヶ月以上前)に売却してしまいます。著者も「権利落ち日までに売るのが鉄則」と述べています。場合によっては、権利日まで待たず株価が十分上がった時点で早めに利益確定することもあります。臨機応変に、「狙い通り上がったら欲張らず売る」姿勢が大事です。

  • 優待はもらわない: ここがミソですが、この手法では株主優待そのものは受け取りません。権利確定日には株を持っていないので、優待の権利は放棄することになります。しかし、優待品の価値(例:2000円分の食事券)より株価の値上がり益の方が大きく見込めるので問題ありません。目的はあくまで値上がり益です。「優待タダ取り」を狙う手法(さきほど触れたクロス取引)もありますが、それは資産を増やすというより節約テクニックなので、本書の文脈では純粋に利益を追求するため優待はスルーします。

  • リスクと安全性: 著者はこの手法を「比較的安全性の高い超シンプルな投資法」と表現しています。確かに優待好きの個人が多い日本市場では比較的再現性のあるパターンです。ただし絶対ではありません。優待内容の改悪や市場環境によっては例年と異なる動きをすることもあります。また一度の値幅はそれほど大きくない(数%~数十%程度)ので、大儲けというよりコツコツ積み上げるタイプの戦略です。その分、新高値ブレイク投資のような大きな損失リスクも低めで、ミドルリスク・ミドルリターンな方法と言えます。

  • たとえ話: 株主優待需給投資を日常の例で言えば、「人気コンサートのチケットを転売で儲ける」ようなイメージです。コンサート開催日が近づくとチケット欲しさに値段が上がり、終われば価値が下がるように、株も優待権利日に近づくと買い手が増え、過ぎれば減ります。その人々の動き(需要)を読んで先回りし、高く売り抜けるのです。ただし本当に最後まで持っていると自分もコンサート(優待)に行けますが、その頃には転売益(値上がり益)は見込めませんよ、ということです。

城東不動産販売株式会社

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